WORKS.005

NIXSスポーツアカデミー

国内最大規模のストリート系スポーツ施設。
多くの若者が集い、楽しめる場所に。

富山市ストリートスポーツパーク「NIXSスポーツアカデミー」は、カドミウム汚染田の復元に使う土砂置き場だった土地を活用した、国内最大規模のストリート系スポーツ施設。2014年5月に供用開始。経験の有無を問わず、スケートボードやBMX、インラインスケート、ストリートダンス、ボルダリングといったストリート系スポーツを思う存分楽しむことができる。
新日本コンサルタントでは、同スポーツパークの基本構想段階から業務に携わり、構想策定、基本設計、実施設計を担当。

富山市ストリートスポーツパーク NIXSスポーツアカデミー

所在地:
富山市婦中町下轡田
※利用される方は管理棟で登録が必要です。

concept

誰もが使いやすく参加しやすい。
気軽に始められるコース設計&雰囲気作り。

富山市ストリートスポーツパークは、「誰もが使いやすく参加しやすいスポーツパーク」を基本コンセプトとして計画・設計。
幅広く国内外の事例収集も行い、愛好家や関係者からの綿密なヒアリングやワークショップを重ねながら、利用者が本当に求める施設や機能、配置計画を検討。
国内最大級の規模を持ち、オリジナリティ溢れる様々なセクションを配置したストリート・ボウルエリアと、初心者が安心して利用し多目的に活用できるファミリーエリアを組み合わせ、初心者から上級者まで様々なスタイルに対応。
さらにコンクリート一色ではなく、さわやかなブルーのペイントで塗り分けられたパークは、さながら公園の様な開放感を持ち、誰もが入りやすい空間に。また、パーク内で快適に過ごせるよう、休憩ゾーンやエントランスゾーンなどきめ細かい施設整備を実施。

図面

パーク内は主にスケートパークゾーン・ボルダリングゾーン・ダンスゾーン・多目的広場ゾーンの4つのゾーンから構成される。

スケートパークゾーン

ボウル、ストリート、ファミリーの3エリアを設け、スケートボード、BMX、インラインスケートが楽しめる専用施設。

ダンスゾーン

ストリートダンス用の専用エリア。踊る姿を確認できる大きなミラー、日よけとなる庇を設置。

ボルダリングゾーン

全身を使って壁を登るボルダリングウォール。様々な難易度のコース設定が可能。

THE JOY OF COMPLETION

ワークショップ形式による
意見聴衆を行い施設内容を検討

当社が基本構想に参加したのは2011年。県外のスケートパークの視察を含め情報収集を実施後、基本構想をもとに、地元スポーツ協会へのワークショップ形式による意見聴取を行い配置および施設内容を検討。
スケートパークゾーンは、スケートパークの先進地である米国を拠点に、世界各地でスケートパーク設計に係わるカリフォルニアスケートパーク社に、レイアウトの基本デザインの協力を依頼。同社が係わった、アジア2例目(国内初)の施設となった。
今回の設計においては、夏は高温多湿、冬は積雪のある富山の気候にも耐えうる頑丈さ、平滑な路面、限られた工期内での工事が求められた。特に3次元の曲面で構成されたセクションの設計、工法の策定、現場工事は試行錯誤が繰り返された。

Future

2014年4月30日、竣工式が執り行われ、設計を担当した当社に、富山市長より感謝状をいただきました。
オープニングイベントにも県内外から多数の方が集まり、オープンから予測を遙かに上回る来場者で賑わっています。
今後も国内最大規模のストリート系スポーツ施設として、全国各地から多くのストリートスポーツファン、若者が集う施設になって欲しいと願っています。

村井陽一

1997年入社。入社当初よりスポーツ施設設計、都市公園基本構想・基本設計・実施設計等に携わる。運動公園やパークゴルフ場の計画を担当。

担当された業務は?

私は実施設計段階から担当しました。図面化するだけでなく、類似施設の実績調査はもちろん、より魅力的な施設とするためどういった要素を入れるべきかといった段階から詰めていきました。受付場所や管理者の数、営業時間や運営ルール、今後のイベント想定など、管理運営方法の検討・提案も行い、各設備に反映させました。

特にこだわったところは?

スケートゾーン内各セクションの細かな角度調整や、曲面の表面仕上げにはこだわりました。経験者も初心者も楽しめる施設を目指し、地元協会さん協力のもと試験滑走を繰り返しました。そして、広範囲にわたる再調整を行い、オリジナリティに富んだセクションやレイアウトが実現できたと思います。デザイン面では、差し色となる鮮やかなペイントを多用し、より若者にも好まれるよう配慮しました。

今後どのようになって欲しい?

完成後は多くの方に来場いただき、嬉しい評価を多数いただきました。私自身としては、今までは、例えばストリートダンスをするにも限られたスペースでしかできなかった若者たちが、好きなだけ集まって、ルールを守って広いスペースで思いっきり楽しめる、そういう場所を作れたことを嬉しく思います。
今後も小さな子どもから大人まで、幅広い年齢層の方に親しまれ、地域の方はもちろん全国各地からも多くの方に来て欲しいと願っています。
将来的には、ここでストリートスポーツに出会い、練習した人が世界にチャレンジする、そんな日が来れば良いですね。