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WORKS.003

島分橋 橋梁点検

社会資本を健全な状態で維持管理。
そのために欠かせない点検調査。

主に高度成長期に整備された橋梁を始めとする社会資本が高齢化し、昨今一斉に更新時期を迎えることとなる。今後は「守る」ことが重要視される時代となっていく。まずは的確な点検により、損傷状況をしっかりと把握する必要がある。

島分橋

所在地:
富山県小矢部市福久 詳細マップはこちら
業務名:
一般国道471号外県単独橋りょう維持修繕(島分橋外)橋梁詳細点検委託業務

Mission

安全・安心を確保するために。
点検が社会資本ストックに果たす役割。

橋梁の耐用年数の目安は50年といわれている。富山県内の橋梁は、高度経済成長期以降に整備されたものが非常に多く、今後修繕時期が集中することが想定される。30年後には、50年を経過する橋梁の割合が約77%となり、劣化した橋梁が急増するおそれがある。これまでの対症療法的な維持管理から計画的かつ予防保全的な維持管理への転換を図ることによって、長寿命化によるライフサイクルコストの縮減及び修繕・更新費用の平準化を図り、道路交通ネットワークの安全・安心を確保していく必要がある。

的確な詳細点検により、
現状をしっかりと把握。

島分橋(しまぶんばし)は、一般国道471号に架かる橋梁で、昭和53年に完成したポストテンション方式PC単純T桁橋。
高所作業車と橋梁点検車を使用し、近接目視とたたき点検による詳細点検を2013年9月に実施。国土交通省「道路橋に関する基礎データ収集要領」及び富山県「橋梁点検マニュアル(案)」に基づき、状態を確認。橋梁点検システム(富山県)を用いて橋梁点検報告書とし提出。
橋梁点検車を使用することにより、橋梁の裏面や橋脚に手の届く範囲まで接近して目視点検を実施することができる。

Bridge inspection

Future

高度成長期に整備された社会資本が、今後一斉に更新時期を迎えることとなり、修繕・補修、改築、更新などの費用が増加します。これらの費用を縮減・平準化しながら、良好な社会資本を維持し続けることが重要となっています。
NiX JAPANでは、ストックマネジメントの計画検討から、補修設計・更新設計、維持管理、点検調査までの一連の取り組みをトータルで支援します。

津本 良明

これまでに培った土木・建築を含めた建設に関する技術を活かし、橋梁点検・診断及び補修方針を始めとしたストックマネジメント関連業務を行う。

なぜ橋梁点検業務を?

昨今、インフラ構造物の老朽化に起因する損傷・変状が多く発生しており、橋梁をはじめとした構造物の維持管理の必要性・重要性が格段に増してきています。 その必要性・重要性を痛感し「橋の母親になる」意識をもって橋梁点検および診断業務に携わっています。

橋梁点検で苦労されることは?

橋梁点検は、原則として橋梁の交通を確保しながら行わなければなりません。点検作業において、自分たちの安全を確保するのは当然ですが、一般通行車輌のスムーズな交通と安全確保に大変気を使います。

これからの橋梁点検の課題は?

先の報道にもありましたが、橋梁点検は橋梁を健全に保つために重要です。しかし、橋梁点検は誰にでもできるものではありません。点検者の技術と経験が大変重要です。今後更に重要視される業務であるにも関わらず、優れた点検者が育っていないということは大きな課題と言えます。当社では点検者の育成に力を入れています。

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