産学連携事業では、将来性のある技術を厳選し、その技術を保有する大学や民間企業との連携において研究開発を進めています。また、自治体を実証フィールドとした産官学連携事業も行っています。
雨水貯留管など浸水対策施設の効果的、効率的な運転支援や住民への自助・共助活動を促進することで、 浸水被害を軽減
※本事業は国土技術政策総合研究所からの委託に基づき実施しました。
実証事業の概要 | 本委託研究は、小型レーダー用いた降雨・浸水予測システムにより、浸水被害軽減を目指す革新的技術について、実証フィールドにおいてシステムを設置・稼働することにより、革新的技術導入の浸水被害軽減効果等について実証をいたしました。 具体的には、従来の下水道分野のレーダーに比べて安価で小型、かつ観測範囲は狭いがよりメッシュの細かいレーダーを用いた、降雨の早期検知が可能な都市域レーダー網と短時間降雨予測モデル、高速流出解析による浸水予測モデルを組み合わせたシステムを構築し、降雨や浸水予測情報に基づいた自助・共助の促進や、既存雨水対策施設の能力最大化を図ることによる浸水被害軽減効果を明らかにしております。 |
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実施者名 | メタウォーター(株)・NiX JAPAN(株)・古野電気(株)・江守商事(株)[現:(株)江守情報]・(株)日水コン・神戸大学・福井市・富山市 共同研究体 |
実証フィールド | 富山市、福井市 |
実証期間 | 2015年度~2016年度 |
※本事業は国土技術政策総合研究所からの委託に基づき実施します。
実証事業の概要 | 汚水マンホールポンプ場(以下、マンホールポンプ) は、全国に約47,000 基設置されています。 老朽化した施設の維持管理・更新費用が年々増加するとともに、数多くのポンプ場を有する自治体においては、維持管理の人材不足といった課題が顕在化しつつあります。 このような課題に対し、本事業では、マンホールポンプの維持管理データやIoT 計測データをクラウドで一元管理し、AI 技術を活用して異常検知や劣化予測をすることにより、マンホールポンプの維持管理の効率化及びライフサイクルコスト(LCC) の削減効果を実証します。実証フィールドは、多くのマンホールポンプ場を有する富山市を対象に、約360 箇所のうち67 箇所においてIoT 機器の設置を終え、実証を展開して参ります。 |
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実施者名 | NiX JAPAN(株)・エコモット㈱・㈱日水コン・北海道大学・ 富山市 共同研究体 |
実証フィールド | 富山市 マンホールポンプ場 67箇所 |
実証期間 | 2019 年度~ |