NiX JAPAN株式会社 NiX JAPAN株式会社

2013年12月31日

決算に思う、10年一区切り、次のステージの始まり

株主総会と経営報告会が12月19日に開催されました。これが終わるといよいよ一年も終わりだなと実感します。

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決算の概要は後日HPにアップされると思いますので、そちらをご覧ください。

弊社の株主総会は上場企業ほど気を使うものではありませんが、それでもやはり経営者としての総決算でありますので、きっちりとご報告します。今期は目標数値を全て達成していることと、財務内容も相当に改善が進んでいることから、順調に審議終了させていただきました。株主の皆様、ご協力ありがとうございました。

株主総会終了後は経営報告会です。全社員と協力企業の16社の皆様にお集まりいただきました。ありがとうございました。

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報告を行っていただいた方々、そして段取りをしていただいた総務の皆様、ありがとうございました。4月入社予定の新入社員の紹介も行いました。皆さん大変緊張気味でしたね(無理もないか・・・笑)。

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以前もブログで書きましたが、当社の成績は決算も大事ですが、公共事業を中心にしていますので、どちらかとういうと、年度の受注額が重要です。とは言え、この決算の数値が世の中に公表されますし、当然外部の株主への説明責任もありますので、数字にはしっかりとこだわらなければなりません。

今期の決算の特徴としては、売上以上に利益率が伸びています。組織化が年々進み、それが生産性に寄与し、利益を押し上げているのだと思います。

また、協力企業の方々にも集まっていただいております。これは日頃の感謝と、やはり経営内容や社員の様子を見ていただくことで、NiXの本当の姿を理解していただこうという趣旨です。単なる取引企業という意識ではなく、できる限りNiXを、そして中にいる社員たちを好きになっていただけたらと思っています。経営報告会を開催して4年目になりますが、ようやく協力企業様を含めたグループとしての骨格ができてきたような気がします。本当に感謝申し上げます。

さて、25年度ですが、このまま行けば35期売上高以上の受注額が確保できそうです。そうなれば36期(26年10月期)の売上高もある程度見通しが立ってきます。25年度は子会社と合わせて15.9億円程度の事業規模になりそうです。経営報告会でもご報告しましたが、30年度にはグループ全体でもう少し事業規模を拡大したいと考えています。

思い起こせば私が入社した10年前、この企業は4.6億円の事業規模でした。建設投資も年々落ち込む中で、有利子負債の負担もあり、経営危機に瀕していました。コンサルタントとして生き残るために売上を倍増となる10億円に数年で引き上げようと決心したのがちょうど10年前の平成15年12月でした。世の中そんなに甘いはずがなく、達成にはなんと10年もかかってしまいました。この間様々な問題がありました。経営陣は一切入れ替わってしまいました。10年前にいた社員は現在10名程度しか残っていません。残りの80名余りの社員はみんな入社10年以下です。組織や部門の名称も大きく変わりました。会社のロゴマークも2度変わりました。コーポレートカラーも、社内規定も、給与体系も、ISOも、すべて変わってしまいました。現在が企業として客観的にどのような状態にあるかは定かではありませんが、一つ言えることは、10年前とは全く別の、強い企業になったということです。新会社になったと言っても過言ではないでしょう。10年一区切りとは言いますが、一つの成長ステージが終わったことは間違いなさそうです。

成長ステージが終わったからと言って、成熟期に入った訳ではありません。次の成長ステージに入ったということです。すなわち、成長するためには今までの成長過程とは異なる過程を求められる段階であるということです。中期経営計画のフレームもおおよそ固まりました。数値的目標もおぼろげながら固まりました。相当困難な数値であること、今までと同じやり方では達成できないこと、総責任者である私をはじめ、役員の皆さんは認識しています。でも10年前に売上を倍増しようという困難な目標を立てなかったら、現在のNiXは無いのであり、10年前の目標に比べればハードルは低いかもしれません。大事なことは、時間的な制約も大切ですが、その目標に向かって企業努力し’続ける’ということでしょう。次の10年後、我々NiXはどのような企業になっているのでしょうか。確かなことは、今と同じ企業では無いということでしょう・・・。

今日は平成25年の大晦日、日付が変わる前に弊社の10年前を少し振り返ってみました。平成26年も引き続き社員皆様と協力企業の皆様のご協力をお願いいたします。

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プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、NiX JAPAN 株式会社代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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