NiX JAPAN株式会社 NiX JAPAN株式会社

2009年10月13日

継続は力なり。「下水道長寿命化計画支援システム」

「新規投資は削減、維持管理の時代へ」とか「コンクリートから人へ」などと、もう耳が痛いほど聞かされている今日この頃です・・・・。

さて、弊社は数年前からこんな時代を見越してかどうか??はわかりませんが、一応・・・・そんな時代がくるものと予測して、様々なプロジェクトを実施してきました。

その中で下水道の維持管理に関して、長寿命化支援システムがこの度完成しました。(統合情報系グループの皆様、お疲れ様。)

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上の写真は撮影用に某社長室にて準備を行っている様子です。(ガンバレ!!・・・・)

下水道ですが、現在では約40万㎞が整備済みであり、処理場は2000箇所あります。
耐用年数は30~50年といわれており、今後大量に補修や更新を行わなければならない管渠が発生します。

弊社は国土交通省下水道長寿命化支援制度の下で、県内県外の各自治体で長寿命化計画を策定していますが、この度その策定を支援するシステムを構築したのです。
詳細は後日掲載される北陸建設工業新聞もしくは北日本新聞をご覧ください。

弊社は6年前から自治体向けの施設管理GISをコツコツと開発してきました(○田君お疲れ)。

当初はどうしようもない不採算部門で、(社長の悪趣味と言われておりました・・・)いつやめようか・・・と思ってきましたが、「継続は力なり」とはよく言ったもので、現在では下水道、道路施設、橋梁、公園など、様々な公共施設の台帳システムをリリースできるようになってしまいました(驚き!)。

弊社の強みは一般のソフト系企業がもっているプログラミング能力だけでなく、コンサルタントとして培った施設管理に必要な機能や属性項目への理解が深いことにあります。

最初はプログラミングの部分で随分遠回り(無駄な投資額も○○○万円・・・勉強?・・・)しましたが、今では全ての部分を自社で作成することができます。

そんな苦労してきたGISに計画支援の機能を加えたものが、今回のシステムです。

GISをはじめた当初は、GIS単体でのプロジェクトと考えていましたが、ここへ来て、維持管理時代の到来からアセットマネジメント計画においてデータベースが非常に重要になることから、GISとシステムと計画業務が互いにシナジー効果を生み出すようになってきました(うーん予想外・・・)。

ここからは、弊社の一番「苦手」とするマーケティング、及び販売になります。
大きな期待はせずに、長い目で見守るつもりです。

と言いますのも、あくまでNiXは公共インフラに関わる仕事がメインだからです。

システム会社ではありません・・・が、結構使えます、このシステム・・・・。

プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、NiX JAPAN 株式会社代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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