NiX JAPAN株式会社 NiX JAPAN株式会社

2015年4月1日

石の上にも5年。新年度、共に創ろう。

27年度が始まりました。本年度も無事、入社式を迎えることができました。5名の新卒採用の皆様、そして4名のキャリア採用の皆様、ご入社おめでとうございます。そして、弊社にようこそ。これからは仲間として共に頑張っていきましょう。

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入社式での挨拶ですが、毎年実施しているものの、これだけはやはり特別です。特に新卒採用の皆様はこれから社会人としての人生のスタートとなる日になる訳ですから、その際に聴く話でありますので、当然適当な話ではいけません(余り聞いていないかも???笑)。本日お話した内容にもありますが、これから厳しいけど壁を越えるまで耐えよう、それを組織がフォローしよう、ということが、私が素直に心から話せる内容です。5年は我慢しよう、仕事がわからなくても、周りの評価が悪くても、自分が評価されていないと思っても、どんな状況になっても、頭を無にして5年間はやってみる・・・・壁を越えるにはそれしかないと思っています。

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と、言いますのも私の経験上、申し上げているからであり、ある一定期間頑張ると、急に成長するときが来る経験を得ているからであります。学校の勉強もそうでした。私はあまり飲み込みが早いほうではありません。だから、人よりも多少理解に時間がかかります。最初はわからなくても、根気強く問題集をといていれば、必ずわかるときが来ます。仕事でもそれは間違いなくありました。ゼネコンに入社し、地下鉄の現場管理に配属されました。最初の2年間、全く仕事の要領がつかめませんでした。ようやく少しわかってきたのが3年目、そして阪神淡路大震災が起こり、強制的に山陽新幹線の復旧工事の責任者にされました。無我夢中で昼夜も無く仕事をし、なんとか開業に漕ぎ着けた後に元の地下鉄工事に復帰し、一気に物事がわかるようになった自分を実感しました。丁度、入社後の全ての経験が頭の中で統合される時期であったのでしょう。その後、新たな地下鉄工事に設計主任として赴任するころには、自分で言うのも何ですが、急に一人前になっていました。その後は最年少で100億円の地下鉄工事の監理技術者も勤めさせていただくなど、大きく成長させていただきました。

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このように、人間個人差はありますが、物事を習得するには間違いなく時間がかかるのです。その期間に我慢できるか否かが大切であると思います。私はこのことを、全社員にいつもお伝えし、講師として招かれる高校生や中学生にもお伝えしています。弊社の新入社員の皆様には是非このことを理解し、5年は頑張る、そして、周りの社員がそれを理解して、粘り強くフォローする、そんな双方の協力があって、人材が育成され、それが組織力に繋がると考えています。そして、そのような良い組織がさらに良い人材を呼び込み、または育て、それでまた組織がよくなる、そんな正のスパイラルが回って会社が成長していく、そんな企業を我々NiX JAPANは目指しているのです。

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さて、今日のキャリア入社組の中には、東京本社勤務者もいます。後日正式に発表しますが、本年度より東京本社を設立し、また東京のあるコンサルタント企業をM&Aにより完全グループ化しました。彼らにはその東京本社事業を担っていただくことになります。北陸新幹線の開業により、関東圏へのアクセス性は格段に高まっています。弊社としての初の関東進出をぜひとも支援していただきたいと思います。

さて、新年度スタートです。新たな事業方針、数値目標も本日発表しました。社員の皆様、本日の9名の入社の皆様と、「共に創る」、本年度も頑張りましょう。

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プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、NiX JAPAN 株式会社代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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