NiX JAPAN株式会社 NiX JAPAN株式会社

2014年4月13日

毎年同じ挨拶ですが・・・初心に戻って

ずいぶん日がたってしまいましたが、26年度入社式を先日無事迎えることができました。4名の新卒社員の皆様、NIXにようこそ。この日を迎えることができたのも、社員一人一人が頑張ってくれたおかげです。本年度も一年間頑張っていきたいと思います。

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さて、いつもどんな挨拶をするか、いろいろ考えてしまうのですが、本年度挨拶した内容は要約すると以下のようなものだったと記憶しています。

(以下要約)---------------------------

昨年もお話しましたが、経営を船に例えます。NiX JAPANは船です。海はマーケットです。経営は帆、社員は風です。昨年の入社式は新卒・キャリア採用合わせて9名もの入社、すなわち追い風を加えることができました。また昨年度は公共事業の増額もあり、マーケットである海は穏かであり、経営の帆のはり方を間違えない限り、順調に航海できるはずだと言いました。実際に25年度は経営目標値を達成することができました。そしてこの26年度は新卒・キャリア採用合わせて6名の追い風を受けることになります。マーケットである海はどうでしょう、公共事業費が全体で数%減少することを考えると多少荒れてくるかもしれませんが、それでも経営の帆がしっかりしていれば、必ず乗り切れる一年になるはずだと思います。

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新卒入社の4名の皆様、NiX JAPANへようこそ。思い起こせば皆様が就職活動をしていた1年前の状況は、当社にとって厳しい状況でありました。建設コンサルタント業界のイメージがなかなか伝わらず、大手企業や公務員のへ志望が大変多い状況でした。その中で、当社にこうして入社いただいたことは、大変素晴らしいことであり、あらためて感謝申し上げます。そして今日ここに入社された4名の皆さんは、コンサルタント業界にとって金の卵です。アベノミクスの経済対策以降、建設業界の構造的な問題が顕在化しました。コンサルタント業界も長らく続いた不況で新卒採用の抑制と、若手技術者の退職により高齢化が進み、特に将来の社会資本整備を担う若手技術者が不足しています。このような状況であるからこそ、皆さん4名が一人前の技術者として成功されることは、当社1社の問題では無く、日本の社会資本整備そのものの問題であると考えています。

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それとまずお伝えしたいことは、我慢です。多分皆様が一人前になるためには、5年、かかります。まずは5年間、下積みをしていただきたい。仕事内容が理解できない、先輩社員についていけない、残業もしなければならない、資格の勉強もしなければならない、そんな状況に、まずは頭をからっぽにして、最低でも5年間は努力と我慢をしていただきたいと思います。すぐに成果はでるものではありません。この社会人になりたての最初の5年間、この5年間努力と我慢ができるか否か、これがまずは皆さんの人生の分かれ道ですので、自分自身とこのNiX JAPANを信じてついてきてください。そして、配属先の先輩社員の皆様、この5年間、彼らをしっかりとサポートしてやってください。温かい目で育ててやってください。

次にキャリア社員の皆様は前職での知識を是非活かしていただきたいと思います。

さて、当社、NiX JAPANの現状ですが、25年度の経営目標は達成されました。たまたま25年度が調子よかったことでは無く、それ以前からの経営方針や経営ビジョンに忠実に経営を行ってきたからであると考えています。また昨年度は組織と人材の正のスパイラルを回そうと言いましたが、まさに、良い人材が良い組織を作り、良い組織が良い人材を招き入れる良いスパイラルが回りつつあるように考えています。で、有るからこそ、次の成長ステージでの役割が求められており、社会的責任も高まっています。次の成長ステージでの組織にふさわしい人材の集団であるべく、我々はレベルアップしなければならないと考えています。そのためには、さらに当社の企業価値を高めることが必要でしょうし、発注者や県民・市民の皆様に、NiX JAPANをさらに知っていただくことも必要でしょう。そして所属する社員の皆さんが、誇りに思える企業になり、社員通しが尊敬しあえる、そんな企業になりたいと考えています。

今、NIXは次の成長ステージの出発点についたところであり、先人の功績を受け継ぎ発展させ、そしてその清算が終わったのが昨年だとすると、本当の意味での次の成長ステージに立ったのが、本年度からと言えるかもしれません。

本日NIXという船は本日さらに大きくなりました。マーケット、すなわちNIX丸が航海する海、公共投資の状態は極端には悪くなりません。そしてマストと帆、すなわち経営は、本年度もその方針と戦略を明確にしていると考えます。風である皆様社員は本日6名もの追い風を得ることが出来ました。社員の皆様とともに、この社旗の元、一つに集い、NIX丸の帆に思いきり風を当てていただき、、この26年度の航海を始めましょう。

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(以上要約)------------------------------

以上、毎年、同じようなことを話しているような気がしてきました・・・・笑。さて26年度はどうなるのでしょうか。少なくともかなり変化のある1年だと思います。足元をしっかりと見据え、初心を忘れることなく一日一日を頑張っていきたいと思います。社員の皆様、ともに頑張りましょう。

プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、NiX JAPAN 株式会社代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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