本日ある業務に関する業務評価成績表が送られてきました。
点数の公表は差し控えますが、発注者の方のお話によるとなかなかの高得点ということでした。
さて、このような業務評価点ですが、今後は入札制度改革によって、重要な意味を持ってきます。
8月に公表された「建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価型の運用ガイドライン」によると、今後の委託業務に関しては、難易度に応じて以下の方式が採用される方針が示されています。
①プロポーザル方式
②総合評価落札方式(標準型)
③総合評価落札方式(簡易型)
④価格競争方式
いずれも現在実施されていますが、今後は特に業務評価点、いわゆる業務成績を重視していくとのことです。
優秀な会社と技術者が評価される仕組みになるということでしょうか。
筆者は昔から、土木業界の優秀なエンジニアが受注活動において大きく寄与できないことが不思議に思っていました。
ある意味このような制度改革によって、今まで特殊であった受注の仕組みがようやく土木技術者の実力が評価され、そのことが受注に繋がるといった、いたって正常な商業活動における仕組みに変わりつつあるということだと考えています。
コンサルタントの技術者はこれからますます大変になりますが、自分の仕事が評価されて、そのことが受注に結びつくということは、我々エンジニアにとって大変光栄なことであると思いませんか?
ニックスはこれからも良い土木エンジニアの集団を目指し、努力いたします。
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NiXグループ代表、NiX JAPAN 株式会社代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。
大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。