2013年1月20日

補正予算と業界の将来

年明けの挨拶まわりも早々に、補正予算対応です。
関係社員の皆様、お疲れ様でした。

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今回の補正予算、本当に大型のものとなっています。
公共事業費で言えば、復興・防災対策で事業費ベースで5.5兆円、
そのうち東日本大震災を除いたものが3.8兆円程度です。
25年度の政府系建設投資の補正前の予測は約18兆円ですので、合計23.5兆円となり、30%の伸びとなります。
実際にそこまで伸びることは無いと思いますが、10%増加するとしても、大変な伸びになります。
マスコミでは公共事業費の増加に対し、さっそく批判が始まっていますが、我々にとっては元々批判されるような悪いことをやっているつもりは全くありませんし、今回の積極財政は日本にとって最後の経済再生のチャンスであるとわかっていますので、この期に及んで批判されるコメンテーターや経済評論家の方を見るたびに、この方々はなんと愚かで考え方が薄っぺらいんだろうと、逆に同情してしまいます(この手の方々は何をしようが批判しかしません)。

さて、我々業界は、とにかくしっかりと対応することです。
建設関係企業は近年の急激なマーケットの縮小で生産力が毀損しています。また東日本大震災対応や年度末であることも重なり、各社生産力の確保が本当に厳しいと思います。しかしながら、そのような理由で増額分を消化できなかった場合、今回の補正予算の効果は薄れ、やっぱり公共投資は以前ほど景気浮揚効果がなくなったなどと言われかねません。ここは建設業界、そしてコンサルタント業界踏ん張りどころです。しっかりと対応をしていきたいものです。

そしてその対応と並行し、今後の業界の健全な発展のために少しづつ生産力の増強も実施する必要があると思います。また政府の方でも、補正だけでなく、向こう10年の公共投資について、計画に基づいた投資見通しも必要でしょう。
そうすれば業界は、将来のマーケットの見通しに支えられ、安定的に雇用の確保や投資を実施していける見通しを抱くことができるのです。
NiXはそのような見通しが描けることを信じて、しっかりと今回の補正に対応していこうと思います。

プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、株式会社新日本コンサルタント代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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