2010年9月1日

減災・自助における社会実験

防災・減災の分野に力を入れている。
その一つに雨水計画、浸水対策事業があり、弊社の得意分野の一つになっている。
この分野の計画策定技術・経験ともに、全国的にもトップレベルにあると思う。
様々な業務を実施する中で、この雨水・浸水関係の事業は社会に貢献しているという実感が比較的沸きやすい、弊社の存在意義を確認する上でも貴重な業務である。

従来の手法(合理式を使った)による計画策定はもちろん、最近は、対策による効果や事業の優先順位、氾濫箇所等が定量的に把握できるシュミレーションを使った業務も増えてきた。
一方で、減災的な対策というか、ソフト系の対策として、ハザードマップの作成なども増えてきている。
弊社で実施している減災対策として特徴的なものが、住民の方々と共同して実施する社会実験事業である。

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内容は、浸水の実績がある地区の家屋を対象に、玄関先の止水版や床下の浸水を防ぐ土間窓用の止水版を作成し、各家屋で使用していただくというものである。

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当該地域での雨水幹線による氾濫は数年毎に発生している。
一方で、雨水幹線の改築には予算の関係上、年数を要するので、減災、そして今流行の自助の観点から、このような施策となった訳である。

このような細かい業務は弊社のような地域精通度の高い企業であるからできるのであって、大手のコンサルでは対応できないと思う。(そのあたりに弊社の付加価値があるのであるが・・・・)

写真は弊社で実施している実験を住民の方々に説明している様子である。
日頃、調査業務で挨拶回りをすることはあるものの、我々が主体となって、行政施策の説明を実施する機会はそう多くはないものである。
住民の方は最初は様々なこと(そんなことしないで、さっさと水路整備をしてほしい等)を言ってこられるようであるが、何回か説明をしていると、徐々に理解を示していただけるようである。

地域の方々と非常に距離感が近い仕事、これもNiXの特徴の一つである。

プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、株式会社新日本コンサルタント代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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