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  • 常西公園小水力発電所
  • 富山市では「新エネルギービジョン」の策定や「環境モデル都市」の認定などを受け、CO2の削減を見込めるクリーンエネルギーとしての小水力発電を検討してきました。「小水力発電」とは、小さな河川や農業用水などを利用する小規模な発電です。新日本コンサルタントもそのプロジェクトに参加、常願寺川左岸を流れる常西合口用水に設置する発電施設の計画・設計・工事管理等を行いました。

常西公園小水力発電所 完成:平成24年 詳細マップはこちら
所在地:富山県富山市上滝地内(富山地方鉄道上滝線大川寺駅近く) 常時見学可

  • concept
  • 環境啓発としての目的を有していることから、見栄えの良い開放型下掛け式水車を採用。フレームは鋼製だが、水車羽根は木製であり、破損しても容易に取替えが可能な構造に。
    小学生の環境学習への活用や自治体関係者の視察への対応も考慮し、常西公園の用地は元々盛土地形であったが、水車をよりダイナミックに露出させ、観察しやすいよう掘割構造とした。掘割構造とすることで、周辺住宅地への騒音抑制も期待している。夜間でも水車の動作が見られるように夜間照明も設置。電灯はLED方式として、消費電力を少なくするとともに、ライフサイクルコストも低減。
  • 常西用水は常願寺川にかかる立山町横江堰堤から取水し、岩峅寺地先の左右両岸分水を経て水路橋により左岸の幹線水路から各用水に分水しており、富山平野の農地約4,000haに安定した水を供給し続けている。また、富山市民30万人の飲料水や工業用水としても利用されている。

    この常西用水に取水口・流水型水車を設置する小水力発電施設として計画。

    常西公園小水力発電所の発電量は、施設前に設置された電光掲示板にリアルタイムで表示され、掲示板には「現在の発電出力」「本日の発電量」「今年度の発電量」の3つが表示されている。

the joy of completion

発電開始前年に第2回全国小水力発電サミットが開催され、当社もブースを出展、常西公園小水力発電所の設計・工事管理を紹介しました。実際の設計図や工事途中の現場写真を多く展示し、多くの皆様にご来場いただきました。

  • future
  • 平成24年3月26日に竣工式が行われ、来賓の皆様の手により起動スイッチが押され、発電を開始しました。この常西公園小水力発電所をはじめとし、豊富な水のポテンシャルを活かした小水力発電を推進し、地球温暖化を抑制する低炭素社会づくりに向けたプランを提案しています。
  • また、コンサルタント事業だけでなく、発電事業者としての取組みも加速しています。参入障壁の高い事業ではありますが、だからこそ当社の持つ技術力を活かし、技術コンサルタントとして取り組む価値のあるものであると考えています。
写真
  • 古野昌吾
  • 2008年入社。常西公園小水力発電所建設においては、適地選定から始まり、基本計画、基本設計、詳細設計、施工管理、試運転管理など、発電所建設に必要なすべてのプロセスを担当。
計画・設計の際のコンセプトは?
水車は環境学習への活用や、視察への対応も考慮し選定しました。用地は元々、盛土地形だったのですが、迫力ある水車の姿を露出させるために、掘割構造として動きが観察できるよう配慮しました。騒音の抑制にも繋がっています。こんなに大きな水車の設置機会も中々無いので、思い切って設計することができました。コンパクトにまとめるのは苦労しましたね。
特にこだわったところは?
まずはやはり水車、ドイツ製ですが実際に設置している他県に視察に行き決定しました。環境啓発のため、夜間照明を設置しました。桜が本当に素敵な場所なので、景観へマッチするよう、羽根の色合いや石積みなどこだわりました。
今後どのようになって欲しい?
とても水量の変動が大きい場所なので、今でも調整が必要になることも多いのですが、多くの方に、思ったより大きくてビックリしたカッコいい、という言葉をよくいただきます。今後もずっと発電を続け、環境啓発にも役立って欲しいですね。

小水力発電に関しては、低炭素社会づくりへ貢献する大きな事業として進めていきます。私自身も再生可能エネルギー、社会的エネルギーに貢献できることを嬉しく思います。小水力発電事業は、特に水という地域資源を使わせていただく事業ですので、地域の方々の理解が不可欠です。地域の皆様のご期待にも添えるよう、今後もしっかりとご提案していきたいと思います。