NiX JAPAN株式会社 NiX JAPAN株式会社

2012年8月25日

ISOトップマネジメントに思う

ISOの取得があたりまえになってからずいぶん経ちました。
弊社もその時のご時勢に漏れず、9001(品質)と14001(環境)を取得しています。
取得するのはいいのですが、実はその後の運用が大変です。
(ISOは当然取得ではなく、運用に意味があるのですが・・・)
ISOは投入当初は入札の条件になるとか、これで経営が変わるとかいろいろ言われて各社が取得しましたが、結局入札条件になることはなく、経営と直接リンクできる企業も少なくなり、挙句の果てにはISOで会社がつぶれるといた内容の本まで出版されることとなりました。
まあ、ISOの認証取得の免許を持っている企業はそれなりにご商売になったとは思いますが・・・。

さて、下の写真はISOの内部監査の一環であるトップマネジメントに関する会議です。

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責任者の横瀬さん、いつもありがとうございます。
トップマネジメントではISO運用に関する方針を示し、マネジメントの状況を確認するものです。
ISOは製造業向けに作られている性格があり、弊社のようなコンサルティング業に適用するには少々工夫が必要です。
あまり真面目に運用マニュアルを作成しすぎると、ISOの管理のための管理が必要といった状況に陥ってしまい、運用が続かなくなってしまうケースがあります。
そのようなことにならないように、ある程度の工夫というか、情緒性というか、息抜き?いうか、そのようなものも必要になってきます。

とは言いつつも、ISOを運用していることが幸いし、事前にエラーを発見できる場合もありますし、やはり必要な仕組みであります。
問題は、実際の経営とどのようにリンクさせていくかということです。理想は経営≒ISOですが、なかなかそのようになっているコンサルタントはいないでしょう。

さて、外部監査も近づいてきております。皆さん、書類の備えをしっかりとしておきましょう。

NiXは最近人気の無いISOも、それなりにしっかりと運用していきます。

プロフィール

市森友明 京都大学博士(経営科学)
技術士(建設部門・総合技術監理部門)

NiXグループ代表、NiX JAPAN 株式会社代表取締役社長。
京都大学工学部卒業・同大学経営管理大学院博士後期課程修了。

大手ゼネコン勤務を経て、2003年に入社。2006年7月から現職を務める。国内社会インフラの計画・設計、都市計画、小水力発電開発、およびインドネシア・シンガポール現地法人にて、再生可能エネルギー事業(水力・メガソーラー)を実施中。

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